いつでも微笑みを

体を壊してやりたいこともなくなってしまったから、自分が思っていることを伝えたいことをとりとめもなくかいていくよ。

【同じときを共有すること】神様のいる書店 まほろばの夏/三萩せんや

「……だからさ、諦めないことだよ。出会いなんてものは、気まぐれに起こる奇跡みたいな物だからさ」

肴はあぶったいかでいい…

  夕方から時間が出来たので友人と飲みに行きました。あまりお酒を飲まない人と、一人でよく立ち飲みに行くという友人と私の3人で。私はお酒はそれなりに飲む方ですが一人ではなかなか行かないのでその友人は面白いやつだなと思ってます。
 駆けつけにビールを飲んでそこはおいしい日本酒があるとのことなので日本酒を飲んで。お酒おいしかったです。
 でも私がお酒のみに行く理由はやはり友人とお話をすることなのかなと。先月はどうしても話がしたくて翌日の飛行機のチケットをとって友人ともつ鍋を食べていました。
 私もスマートフォンやPCでコミュニケーションをとることはある物の、コミュニケーションで一番好きな手段はやはり顔を合わせてきちんと肉声でお話をすること。
 デジタルにはない生の良さなんていうと、老害と言われてしまうのでしょうか。それでも私は今後も顔を合わせ話をすることをやめられないと思います。
 近い将来VR世界に潜り込んで手軽に遠方の友人とお酒が飲める日がやってきたりするのかな…

あらすじ

本と友達になれるなんて、とっても素敵なことだと思わない?
本好きの高校2年生、紙山ヨミは、司書教諭のノリコから、夏休みの間バイトをしないかと、とある本屋を紹介される。さきみたま市の裏道通り三番地にあるその書店の名は「まほろば屋書店」――なんと、魂の宿る生きた本「まほろ本」を扱っている、世にも不思議な書店だった。ヨミはそこでまほろ本の「中の人」サクヤと出会い――?
暖かな筆致で「生きた本」を描き出す、瑞々しい書店ファンタジー!

公式サイトより抜粋

感想

 心が温かくなる優しい優しい物語でした。
 人間誰しもそこに存在する意義みたいな物を欲してしまうものです。そんな弱さが人間のいいところだと私は思っているのですが、実際一人だとふさぎこみがちになってどんどん悪循環に陥ってしまいます。
 この物語の主人公「ヨミ」ちゃんもそんな心をなかなか開けない女のでしたが、たくさんの人に支えられて自分自身の居場所をみつけていく物語はとても共感しやすいのではないかと思います。
 好きなキャラクターはそんな主人公の居場所を作るきっかけとなった「サクヤ」君でしょうか。主人公ヨミちゃんは手先が不器用なのですが、サクヤ君も違った意味で相当不器用だなと思います。そこがかわいらしかったり愛らしかったりするのですが…
 ほっこりしたいお話を読みたい方はお手にとって見て下さい。